という悩みを解決します。
本記事の内容
- マクロとVBAの違い
- VBA初心者が勉強する前にすること
- VBA初心者におすすめしない勉強方法
- VBA初心者におすすめする勉強方法と手順
本記事の信頼性
今回は、エクセルマクロVBAの初心者が独学で挫折しない勉強方法の解説をしていきます。
先に結論を教えます。
- 効率化したい業務を明確にする
- やりたいことの難易度を知る
- エクセルの機能や関数を知る
- 動画で勉強する
この4つを守ればOKです。
業務効率化のため、エクセルVBAを覚えたい人は多いです。
しかし、難しく捉えすぎていたり、勉強方法が間違えていることがあります。
正しく勉強すれば、VBA初心者でも独学で身につけられます。
まずは、マクロとVBAの違い理解するところから解説していきます。
もくじ
マクロとVBAの違い
マクロやVBAを一緒だと勘違いしている人が多いです。
この言葉の意味は明確に違います。
マクロは、『パソコンの操作を自動化する機能』のことです。
VBAは、『Visual Basic for Applicationsの略で、 マイクロソフト社が開発したプログラム言語』のことです。
マクロ(パソコンを自動化)するために使うプログラム言語がVBAということです。
VBAは、マイクロソフトが開発した言語のため、Office系のすべてに活用できます。
主に使われるのは、エクセルVBAやアクセスVBAになります。
ポイント
- マクロは、パソコンの操作を自動化する機能
- VBAは、マイクロソフト社が開発したプログラム言語
VBA初心者が勉強する前にすること
VBA初心者が勉強前にすることは、3つあります。
- 効率化したい業務を明確にする
- やりたいことの難易度を知る
- エクセルの機能や関数を知る
ただ闇雲にVBAを勉強しても業務で活かせません。
まずは、目的を明確にしましょう。
効率化したい業務を明確にする
VBAを勉強して効率化したい業務は、何でしょうか。
- 書式変更
- 集計の作業
- 請求書の作成
- 評価シートの作成
様々あります。
上記で上げたのは、大まかな業務です。
1つの業務をやるにも細かく分けられます。
集計業務は、『データ入力』→『書式変更』→『集計』→『データの貼り付け』のように分けることができます。
セル番地やシート、ブックなどを考えるともっと細かくなります。
VBAは、1つの操作を書いていきます。
例えば、『セルA5を選択』で1つのコード、『セルB3に1,000と入力』で1つのコードが必要です。
合っているか合っていないかは別として、できるだけ細かく効率化したい業務をまとめましょう。
また、業務を一度に効率化するのは、難易度が高いです。
初心者は、一度に効率化をしたいと考える人が多く、挫折します。
1つ1つの細かい業務を効率化することで、徐々に自動ができる範囲を増やす方法がおすすめです。
ポイント
- 効率化したい業務を細かくする書き出す
- すべてを効率化するのは難易度が高い
- 1つ1つ業務を効率化して範囲を徐々に増やす
やりたいことの難易度を知る
効率化したい難易度を知りましょう。
なぜなら、難易度を知ることで、挫折する確率が減るからです。
初心者に多いのが、難しいことの効率化を考えます。
例えば、『違うエクセルデータを1つのブックに集約したい』『エクセルとアウトルックを自動がさせたい』などです。
初心者にとって、それは難易度が高いです。
目標にするのはいいことですが、いつまで経ってもできないと挫折の原因になります。
あくまで目安になりますが、参考にしてください。
難易度の目安
- 同じシート
- 違うシート
- 同じブック
- 違うブック
- 違うアプリ
先ほどの、エクセルマクロとアウトルックをVBAで書くのは、一番難易度が高いです。
また、同じシート内を効率化する業務は、難易度が高くありません。
VBAで何ができるのか知りたいという人は、『エクセルマクロとは何?【できることやできないことの解説】』を参考にしてください。
ポイント
エクセルの機能や関数を知る
エクセルVBAは、エクセルの機能や関数をプログラム言語のVBAで表します。
ということは、エクセルの機能や関数を知らないとVBAを書くことは難しいです。
自分でエクセルの操作をできないことは、VBAでもできないと思ってください。
そのためにも、エクセルの機能や関数を事前に学ぶことは大切です。
ポイント
VBAの勉強方法は3つある
VBAを独学で勉強する方法は、3つあります。
- 本
- サイト
- 動画
独学以外の勉強方法は、通学や通信があります。
費用の割に効果が薄い場合があります。
教室によっては、講師のレベルに差があるため、答えられない場合もあります。
また、費用を掛けても挫折する可能性もあります。
そのため、費用はできるだけ抑えて学んだほうがいいです。
マクロ初心者は本やサイトの勉強は挫折する
VBAの勉強方法は、本やサイトでおすすめしません。
なぜなら、VBAは、読んで身につくものではないからです。
実際にVBAは、書くことで覚えていきます。
おすすめしない理由は、3つあります。
- 本は技術書が多い
- 資格の対策本は目的が違う
- サイトは無料で読める本
詳しく解説します。
本は技術書が多い
本は技術書が多いです。
辞典のようなイメージです。
最近は、イラストを多めに入れたり、漫画のようにして分かりやすくしている本もあります。
しかし、初心者は、本で理解できないでしょう。
それは、文字と絵の解説では不足しているからです。
基本的な知識が身についてから本で勉強するのがより効果的です。
とは言っても、どんな本がおすすめか気になりますよね。
特徴
この本の特徴は、キャラクターの掛け合いやイラストを多く使っているため、優しい雰囲気で勉強できます。
初心者がよく躓きやすいところもわかり易く解説しているため、最後まで読み進められるはずです。
また、練習用データがあるため、本を読みながら操作ができます。
ExcelVBAを初めて勉強するには、いいレベルとなっています。
書籍でもこのような技術書ではない本もあります。
本も使い方によっては、VBAの勉強に活用できます。
おすすめの本を知りたい人は『【2021年】ExcelVBAの本で初心者におすすめ5冊【勉強方法も解説】』を参考にしてください。
資格の対策本は目的が違う
資格取得は、VBA初心者におすすめしません。
なぜかというと、資格の対策本は、資格取得のために作られているからです。
VBAの知識や技術を形に残して、転職に活かしたいのであれば良いです。
しかし、業務効率化の目的を達成するには、遠回りです。
特に初心者は、目的が達成できる最短距離で勉強した方がいいです。
業務効率化ができた時は、資格取得の知識も身についているはずです。
サイトは無料で読める本
無料で勉強できるサイトがいくつもあり、VBA初心者にとって嬉しいです。
しかし、そのようなサイトは、書店の本をHPに公開しているイメージです。
VBAの1つ1つのコードの説明を文字や画面の絵を使って、説明しています。
先ほどの本と同じように、文字と画面の絵では、イメージがしづらいです。
また、動画で解説しているサイトもあります。
一見、親切で大丈夫と思う人は多いです。
しかし、動画を見るだけでVBA初心者は、覚えられません。
動画を見ながら、実際に操作が必要です。
実際に操作をしながら、動画を見ることを想定して作られていないサイトがほとんどです。
動画を見て覚えることを前提として作られています。
サイトは、VBAのコードが分からなくなった時に使うのが一番です。
VBAの勉強におすすめなサイトが知りたい人は『エクセルマクロVBAの勉強におすすめサイト3選【プロ講師が厳選】』を参考にしてください。
ポイント
VBA初心者の勉強方法は動画を見ながら操作をする
VBA初心者におすすめの勉強方法は、動画を見ながら操作をすることです。
なぜかというと、プログラム言語は入力して覚えるからです。
VBAを覚えるためには入力する
VBA初心者が覚えるのに一番大切なのは、実際に入力することです。
動画だけ見ても理解できません。
理解している気持ちにはなります。
実際に入力をしようと思っても、入力できません。
動画を見ながら操作をして勉強すると、少しずつVBAが理解できます。
しかし、1度やっただけでは、それほど変わっていません。
繰り返し動画を見つつ、操作をしましょう。
また、動画と同じ操作をするのではなく、少し自分でアレンジをしましょう。
自分でアレンジすると、よりVBAが理解できます。
ポイント
同時操作できる練習用ファイルが用意されている
同時操作を前提としたもので勉強するといいです。
なぜかというと、練習用ファイルが用意されているからです。
動画だけを見て勉強を前提にしていると、練習用ファイルが用意されていません。
練習用ファイルを作成する手間があります。
また、1つの練習用ファイルで済めばいいですが、2つ3つ作成します。
それと違って、同時操作を前提だと、練習用ファイルが用意されています。
何度もダウンロードできるため、VBAの練習に集中できます。
VBAを勉強したいのであれば、VBAだけの練習に集中できる勉強方法にしましょう。
ポイント
VBA初心者におすすめの勉強手順
VBA初心者におすすめの勉強手順を解説します。
- VBAでどんなことができるのか把握する
- YoutubeでエクセルVBA初心者編を見る
- VBA超入門動画を見ながら操作をする
- VBA脱入門動画を見ながら操作をする
- VBA実用マクロ入門動画を見ながら操作をする
- 超入門から実用マクロ入門を繰り返す
1と2で紹介している動画は、『Youtube』です。
3,4,5で紹介している動画は、『有料動画』です。
有料動画は、1つ1,500円ほどなので、4,500円です。
VBAの本が1冊約2,000円になるので、2〜3冊分です。
VBA初心者が完全無料で学習するのは、挫折する可能性が高いです。
本2〜3冊を買うよりも有益なので、自己投資しましょう。
とは言っても、いきなり有料動画を購入するのは、抵抗があると思います。
1,2のYoutubeでエクセルVBAできることやエクセルVBAの基礎中の基礎は、学べます。
まずは、Youtubeで勉強しましょう。
VBAでどんなことができるのか把握する
引用:パソコンスキルの教科書
まずは、VBAでどんなことができるのか確認しましょう。
プログラム言語を学ぶ上で、イメージすることは大切です。
こちらの内容は、高度なことまで紹介しています。
覚えなくていいので、「こんなことができるんだな」と確認しましょう。
25分の動画なので、割とサクッと見れます。
【Excel VBAでできること15】
- データ集計
- 進捗管理表を定期更新
- チームへ定期配信
- 請求書作成
- 複数のエクセルに分割
- グラフ作成
- パワポへグラフを入れ込む
- ワードに差し込み処理
- メール送信
- 受信メールの添付ファイルを自動保管
- フォルダ名をエクセルに一覧
- フォルダの自動作成
- フォルダ内のエクsるを一括処理
- PDFの情報をエクセルに一覧
- ウェブ情報をエクセルに一覧
YoutubeでエクセルVBA初心者編を見る
引用:金子晃之のYoutube
他のサイトよりもYoutubeで勉強した方が、お得です。
こちらの動画は、金子晃之さんのYoutubeです。
2020年ExcelVBA・マクロ・初心者入門講座【完全版】というタイトルです。
1時間40分と長い動画です。
白紙の状態から実際にVBAを書いていきます。
事前にファイルの準備をする必要がありません。
エクセルVBA初心者の1歩目にいい動画となっています。
しかし、1つ1つの細かい説明がされていない箇所もあります。
1つの動画としては、1時間40分と長いですが、それでは細かく説明できません。
動画を見ながら操作をして、VBAを書いて動かしているという実感を持ちましょう。
VBA超入門動画を見ながら操作をする
Udemyのエクセル兄さん たてばやし淳さんの動画教材です。
エクセルVBAの超入門編となります。
テキストのダウンロードと練習用ファイルが用意されています。
スマホでもテキストなどが見れますので、外にいても多少の勉強はできます。
しかし、VBAは入力して覚えていきます。
スマホの勉強は、復習の補足として活用しましょう。
動画の進め方は、【導入アニメ】→【講義】→【実習】で行います。
エクセルVBA超入門編は、すぐに使えるショートマクロが大きなテーマとなっています。
VBAが書けなくても、マクロは作れます。
1,2の内容を事前に見ると理解しやすいです。
『エクセルVBAでどんなことができるのか』『マクロができる利点』の解説から始まります。
購入者特典として、講座テキストが無料でダウンロードできます。
1度終わったら、もう一度繰り返しましょう。
VBA脱入門動画を見ながら操作をする
次のステップの脱入門です。
こちらも、Udemyのエクセル兄さん たてばやし淳さんの教材です。
テキストのダウンロードと練習用ファイルが用意されています。
スマホでもテキストなどが見れますので、外にいても多少の勉強はできます。
しかし、VBAは入力して覚えていきます。
スマホの勉強は、復習の補足として活用しましょう。
1度終わったら、もう一度やりましょう。
VBA実用マクロ入門動画を見ながら操作をする
次のステップの実用マクロ入門です。
こちらも、Udemyのエクセル兄さん たてばやし淳さんの教材です。
テキストのダウンロードと練習用ファイルが用意されています。
スマホでもテキストなどが見れますので、外にいても多少の勉強はできます。
しかし、VBAは入力して覚えていきます。
スマホの勉強は、復習の補足として活用しましょう。
1度終わったら、もう一度やりましょう。
超入門から実用マクロ入門を繰り返す
超入門から実用マクロ入門の教材を繰り返し見ましょう。
この内容が基本となるため、しっかりと覚えてください。
ここまで終われば初心者卒業
今までの内容が理解と操作ができれば、初心者ではありません。
VBAができると自信を持ちましょう。
しかし、まだ目的の操作まで勉強できていない人もいます。
ここまで身につけることができれば、独学で調べながらできると思います。
もし難しい場合は、Udemyのエクセル兄さん たてばやし淳さんの有料教材をおすすめします。
まずは、VBA初心者がすべきことは、ここまでの内容を理解と操作できることです。
挫折しないで勉強できることを願っています。