パソコンの資格取得を目指そうとしている方、勉強している方は、就職を目指していると思います。就職先は、一般事務が人気です。一般事務の仕事内容を考えた上で、おすすめのパソコン資格を解説します。
また、一般事務に就職した後のキャリアアップ計画も解説します。
この記事を書いている私は、パソコン教室の講師歴7年です。今までは、1,000名以上の方に教えてきました。その中で、一般事務を目指していた方がパソコン資格を取得された実体験を踏まえています。
それでは、まず一般事務の仕事内容と募集要項を確認していきましょう。
パソコン資格で一般事務の就職を目指す方へ
一般事務の就職を目指していく上で、パソコン資格は欠かせません。といってもパソコン資格は、たくさんあるため、何がいいのか分かりにくいため、解説していきます。
パソコンの資格取得をして他の人と差をつけていきましょう。
一般事務の仕事内容
仕事内容は、会社の規模によって業務範囲が異なります。少人数の会社であれば、経理や給与まで行うところもあります。大規模な会社は、部署が分かれているため、業務が限定されています。限定さている分、パソコン操作を求められることがあります。
主な仕事内容
- 電話・来客対応
- 営業が使う見積書や企画書の作成
- その他書類作成やファイリング
- 受注・発注業務
- 請求書の作成
- 勤怠の確認
様々な会社の求人を見ると、大体上記の仕事内容の記載があります。
会社によって変わっていきますが全て行うというよりは、こちらのいくつかの業務を行うのが一般的です。
次に募集要項を見ていきましょう
募集要項によく下記の3つが書かれています。また、募集要項にパソコンスキルの記載がない求人もありますが、現在の一般事務の仕事でパソコンを使わないことはあり得ないと思ってください。記載がない場合でもパソコン操作はありますので、気をつけていきましょう。
よく見かける募集要項
- PCの文字入力ができる方
- ワードやエクセルの基本操作ができる方
- 基本的なPCスキルを持っている方
また、募集要項よりもパソコンスキルを会社は、求めていることが多いです。募集要項を低くすることで求人の問い合わせ数が変わってきますので、それも戦略ですね。
もちろん募集要項を満たしていなくても、満たしていても構いません。しかし、それでは他の人と差別化ができませんので、採用になりにくいです。
以上の仕事内容と募集要項を踏まえたおすすめのパソコン資格を解説します。
おすすめなパソコン資格は日商PC検定です
おすすめの資格は、日商PC検定です。
なぜおすすめするかというと、日商PC検定は、パソコン資格の中でも一番実践的だからです。資格取得をしても実務で活かせなければ意味がありません。ただ資格取得するのではなく、より実務に近い日商PC検定をおすすめします。
日商PC検定ってどんな資格なのか
日商PC検定の特徴は、知識科目と実技科目に分かれていることです。パソコンを使って業務をしていく上で必要な専門用語とソフトの実務操作を身につけることができます。
試験範囲をただまとめてもイメージしづらいと思いますので、具体例を交えて解説していきます。
知識科目
今までは、情報を紙で管理していました。紙のため、ファックスや郵便、直接手渡しなどでやりとりをして、最後にファイルに保管していました。
しかし、現在は、パソコンで情報のやりとりをしています。パソコンで書類を作成したら、メールで送る、書類データやメールデータがパソコンに保管されます。また、データは会社で共有されています。どこまで共有されているかは会社によって変わりますが、会社全体や部署ごと、書類などの特定のものをどのパソコンからでも見ることができます。
そのような環境下で業務を行うためには、ただ指示された業務を行うのではなく、何に気をつければいいのか、どのような仕組みになっているのかを理解する必要があります。理解できなくとも知る必要があります。
それは、パソコンで情報を管理している中で、間違った操作をすると情報が漏れてしまう可能性があるからです。基本的にセキュリティ対策がされているため、そう簡単に漏れることはありません。
というようなことを身につけることができます。
業務内容が入力のみだったとしても、パソコンでデータを扱うのであれば、身に付けておくべきことです。
実技科目
文書作成(ワード)を例に解説します。
文書の型を身につけることができます。文書の型とは、書類を作成する時の決まりみたいなものです。
今まで感想文や手紙を書いたことがあると思います。その時に最初に何て書いていましたか?
いきなり、本題に入るのではなく、感想文は、題名を書いて、次に作成者を書く、手紙は、相手の名前を書くなど、一定の決まりがありました。
会社で作成する書類にも決まりがあります。書類作成の決まりを知ることで他の人に恥じることのない文書を作ることができます。
実技科目は、そのような文書に対する知識と最初から最後まで1人で作成できるソフト操作が身に付きます。
実際の仕事の業務は、会社で用意されているデータを使い回すことが多いです。しかし、会社によっては、使い回しされている内容に不備があったり、構成が間違っていることもあります。そこまで修正できるようになると会社で人材として重宝されます。
以上が日商PC検定の解説です。
私は、日商PC検定もMOSも資格取得していますが、業務に役に立つのは日商PC検定と断言します。
MOSは必要ないのか
いいえ、必要です。
それは、日商PC検定で含まれていないソフト操作を身に付けることができるからです。これを伝えると1つよりは2つの方がいいのは分かるけど、2つ取得するとなると費用も時間もかかるという声が多くあります。
私がお伝えしたいのは、資格取得する順番です。まず日商PC検定を3級と2級を取得し、次にMOSの取得をおすすめします。
MOSは、仕事を始めてから取得するがいいと思います。MOSは、ソフトの機能が多く身に付きます。機能よっては、事務つで役に立たないこともあります。実務を行う中で、今のスキルでは足りないと思った時に少しずつ勉強することをおすすめします。
私の経験を踏まえて記事にしておりますので、参考になる点はあるはずです。
まずは、MOSをとることをおすすめしているところが多いですが、この記事を見た方は、日商PC検定から取得を目指してみてください。