という悩みを解決します。
本記事の内容
- パソコンの資格取得をすると転職に有利な理由が分かる
- パソコン資格を取得して転職するコツが分かる
- パソコン資格で転職に有利になるものが分かる
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、パソコン教室の講師歴7年です。今までに1,000名以上の受講生対応の経験があります。
日商PC検定やMOS、ITパスポートなどの資格を持っています。
今回は、パソコン資格で転職に有利なものを2つ紹介しつつ、実際に資格取得をして転職に有利になるのかを解説していきます。
最初にお伝えしますが、下記の2つが転職で有利になります。
- 日商PC検定
- MOS
2つとも聞いたことがあるのではないでしょうか。
知らなかった人もこれを機に覚えていきましょう。
転職で有利になる理由や転職するためのコツ、試験の比較は、下記にて分かりやすく解説しています。
では、早速見ていきましょう。
もくじ
パソコン資格で転職に有利になります
結論、パソコン資格を取得すれば転職に有利になります。
なぜなら、パソコン資格を持っていない人よりもパソコンができるからです。
また、パソコン資格を取得しようという行動もあるからです。
「パソコンを使える人が増えているから意味がない」と思う人がいますが、そんなことはありません。
パソコン教室を7年やってきたので分かりますが、まだまだパソコンができない人が大勢います。
なので、今からでもパソコンスキルを上げていきましょう。
それでは、なぜパソコン資格が転職に有利になるのか、もう少し解説します。
下記の画像を見てみましょう。
4パターンの人がいるとします。
①:パソコンができて、事務経験がある
②:パソコンはできるが、事務経験がない
③:パソコンができないが、事務経験がある
④:パソコンもできなく、事務経験もない
この中で一番採用されやすいのは、どれでしょうか。
それは『①』です。
これは、分かりやすいですね。
しかし、パソコンのできる範囲や事務経験の内容によっては、②と③に劣ってしまう可能性があります。
次に採用されやすいのは、どれでしょうか。
『②』か『③』ですね。
これは、詳細な情報が必要です。
②であれば、パソコンがどのくらい使えるのか知りたいです。何ができて何ができないのかです。
③であれば、事務経験がどのくらいの期間あるのか、どのような経験があるのかを知りたいです。
その状況によって変わってくるでしょう。
残念ながら、『④』は、採用されることはありません。
では、もう少し具体的に解説していきます。
向上心のある行動が採用に繋がる
先ほどの表で採用になりやすい順は、①→②か③→④と解説しました。
しかし、それはあくまで基本的な考えに過ぎません。
パソコンができて、事務経験のある①の状況にあったとしても、何もしていなければ採用に繋がりにくいと考えています。
現状維持をしている人は、採用に繋がりにくいです。
どんな仕事でも向上心のある行動が採用に繋がります。
採用者側の立場になって考えよう
採用者側の立場になると資格取得は有利になることが分かります。
Aさん:「資格取得を1ヶ月でしました」
Bさん:「ワードの本を買って勉強しました」
Cさん:「何もしていません・・・」
いかがでしょうか。
AさんとBさんがいいと思いませんか?
Aさんの方が資格という形に残っているので、より分かりやすいですね。
もちろん、Cさんの状況でもパソコンスキルがあれば、問題ないかもしれませんが、どんな状況にある人でも向上心のある行動をしている人が評価に繋がります。
パソコンの資格取得をした時を図解で説明
では、パソコン資格取得をすると、どのようになるでしょうか。
①、②、③、④共に資格取得をしたことで、パソコンができるようになっています。
これは、当たり前のことですが、これをイメージするのとしないのとでは変わってきます。
『資格取得=向上心のある行動』のため、転職では有利になるのです。
また、資格取得をすると自信がつきます。
自信がつくと不安が解消され、言葉に力が出てきて、面接で活きてきます。
採用に繋がるアピール方法
資格取得をして自信がついたとしても、面接でアピールしないといけません。
資格取得して履歴書に書くだけでは通用しません。
その方法は、具体的に話すということです。
私が採用担当をしていた時に意識していたのは、面接までに『何を』『どのくらい』したかを話し、それを会社貢献に繋げるように話しているかです。
なぜかというと、向上心を持っている人は、入社しても続けてくれるからです。
そして、働いてお金をもらうということは、会社貢献をすることへの対価だからです。
それを伝わるように話すことが大切です。
これは、練習が必要です。
練習せずに本番でやろうとしても上手くいきませんので、注意しましょう。
まずは、面接で伝えるために資格取得をしていきましょう。
パソコン資格が転職に有利になるかという話が少し長くなってしまいました。
次は、いよいよ日商PC検定とMOSについての内容です。
日商PC検定とMOSの比較
私は冒頭に日商PC検定がおすすめと伝えました。
その理由を日商PC検定とMOSを比較して解説してきます。
比較項目 | 日商PC検定 | MOS |
知名度 | △ | ◎ |
難易度 | ○ | ○ |
ビジネス知識が身に付く | ◎ | △ |
実務で活かせる | ○ | △ |
ソフトの機能が身に付く | △ | ◎ |
日商PC検定
ビジネス知識が身に付き、実務で活かせる
しかし、知名度低く、ソフトの機能があまりに身付かない
MOS
知名度が高く、ソフトの機能が身に付く
しかし、機能中心となるため、実務では活かしにくい
どちらも良い点と悪い点があります。
どちらも資格取得ができるのが一番です。
しかし、それは中々難しいでしょう。
そのために私が日商PC検定をおすすめする理由を詳しく解説していきます。
日商PC検定をおすすめする理由
ビジネス知識が身に付き、実務で活かしやすいからです。
日商PC検定は、ビジネス文書に対する知識などを学び、作成も行えるようになります。
しかし、ビジネス文書の作成は、そこまでソフトの機能を使わずに行えるため、機能の学習をあまりしません。
ワードやエクセル、パワーポイントでも同じです。
なぜ、ビジネス知識が身に付くのかというのを問題例で解説していきます。
文書作成3級の知識科目
【問題】
音声ファイルや画像ファイルなどのデータファイルに対して、コンピューターが実行できる形式のファイルを、次の中から選びなさい。
【選択肢】
1.文書ファイル
2.バックアップファイル
3.プログラムファイル
いかかでしょうか。
正解は、『③』です。
これは、パソコン用語の理解が問われる問題ですね。
コンピューターが動かすワードやエクセル、パワーポイントなどのアプリケーションソフトは、プログラムファイルと呼ばれます。
アプリケーションソフトから作られた、文書データや画像データなどをデータファイルと呼びます。
知っていた方は、素晴らしいですね。
多くの人がここまで知らなかったのではないでしょうか。
今の問題例は、パソコンの基本についてでしたが、ビジネス系の問題例も見てみましょう。
【問題】
ビジネス文書で使われることが少ない構成を、次の中から選びなさい。
【選択肢】
1.起承転結
2.概論→各論
3.概論→各論→まとめ
いかがでしょうか。
正解は、『①』です。
これは、ビジネス文書に関する問題です。
起承転結は、よく聞く文章構成ですね。
しかし、ビジネス文書は、簡潔にまとめることが必要なので、「転」のような場面の転化が必要ないんです。
ビジネス文書は、概論→各論(→まとめ)で構成されることが多いです。
というように、ソフトの操作よりもパソコンの基本知識やビジネス知識が身に付きます。
ソフトの操作を身に付けた方が一見良い気がします。
しかし、その機能は、「なぜ必要なのか」「どのような場面で使うのか」など詳細が分かることによって、実務で活かすことができます。
そのため、ビジネス知識を身に付けることが最初にすべきことです。
以上のことから、私は日商PC検定をおすすめしています。
日商PC検定をどこまで取得すれば良いのか
結論、3級と2級の6種類の取得をおすすめします。
なぜなら、2級まで取得すると部長クラスのスキルが身に付くからです。
と伝えると、「そんなに時間と費用がありません」という人もいるでしょう。
理想ではありますが、時間と費用に問題がなければ取得しましょう。
2級まで取得する人は、少数のため、差別化が図れます。
しかし、6つの資格ができない場合は、最低でも3級の3種類を取得しましょう。
3級の資格を取得し終わる時期に合わせて、転職活動を行いましょう。
そして、転職後にスキルアップが必要だと感じたら、2級を目指すのも良いと思います。
資格取得に集中し過ぎてもいけませんので、資格取得をしつつ、転職に向けた行動を忘れずに。
まとめ:資格取得をして転職に有利になろう
今まで伝えたことが、私のパソコン教室の講師経験を含めた内容です。
パソコン資格が転職に有利になることは、理解していただいたと思います。
あとは実践するだけです。
パソコンが苦手、パソコンに不安がある、と思っていれば、パソコン資格を取得しましょう。
そして、自分に自信が持てるようになってください。
と伝えても実際に行動する方が少ないのは分かっています。
パソコン教室の講師を7年やっていると分かるものです。
しかし、そこで行動する人こそが、転職で有利に進められる人です。
是非行動に移して、まずは日商PC検定の取得を目指してください。
パソコンに不安や苦手意識がなくなることを願っています。