という悩みを解説します。
本記事の内容
- MOSの資格取得が役に立つことが分かる
- 役に立たないと言う人の例が分かる
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、パソコン教室の講師歴7年です。今までに1,000名以上の受講生の対応経験があります。
日商PC検定やMOS、ITパスポートなどの資格を持っています。
今回は、MOS資格が役に立つのか、役に立たないのかを詳しく解説していきます。
最初に結論言ってしまいますね。
MOS資格は、役に立ちます。
「周りに人から役に立たないと聞く」や「調べると役に立たないと書いてある」と思っている人がいるでしょう。
その意見があることも知っています。
しかし、私は断言します。
MOS資格は、役に立ちます。
まずは、MOSの内容ついて解説していきます。
もくじ
MOSとは
MOSは、Microsoft Office Specialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の略で、マイクロソフトが認定する国際資格です。
資格の種類は、下記です。
試験科目 バージョン 一般レベル 上級レベル(エキスパート) Word ワード
(文書作成ソフト)
Word 365&2019 Word 2016 Word 2016 エキスパート Word 2013 Word 2013 エキスパート Part1(※) Word 2013 エキスパート Part2(※)
Excel エクセル
(表計算ソフト)
Excel 365&2019 Excel 2016 Excel 2016 エキスパート Excel 2013 Excel 2013 エキスパート Part1(※) Excel 2013 エキスパート Part2(※)
PowerPoint パワーポイント
(プレゼンテーション ソフト)
PowerPoint 2016 PowerPoint 2013 Access アクセス
(データベース管理ソフト)
Access 2016 Access 2013 Outlook アウトルック
(電子メール・情報管理ソフト)
Outlook 2016 Outlook 2013 ※MOS 2013 エキスパートレベルはPart 1、Part 2の2科目に合格すると認定証が発行されます。
引用:MOS公式サイト
MOSの資格取得メリットは、下記と言われています。
- パソコンスキルを客観的に証明できる
- 資格学習が実務に活かせる
- 業務や作業効率が向上する
- 就職・転職時の実力アピールに繋がる
- 世界で通じる国家資格
合格した結果、上記の内容を実感できない人がいます。
なぜ、実感できないのか解説してきます。
MOS資格の取得目的を整理しよう
資格取得の目的は、2つかと思います。
- 就職や転職
- スキルアップ
スキルアップを目的にしていれば、そのまま勉強しても問題ないです。
しかし、就職や転職が目的であれば、仕事後も考えて学習が必要です。
MOSの合格をゴールにしてはいけない
MOSに合格するためには、模擬試験の反復練習が大切です。
模擬試験の反復を行い、平均して90%取れるようになれば、合格することができます。
しかし、模擬試験をこなすことで、問題に対する操作のみを覚えてしまいます。
そうなると、機能だけを覚えることになり、実務で活かすことができません。
資格取得をゴールにすると、その状況になりがちなので、注意が必要です。
ポイント
- 模擬試験を反復練習すれば合格できる
- MOSの資格取得をゴールとしないことが大切
実務で活かせる場面を想定して学習する
模擬試験を含めて学んだ内容を実務でどのように活かせるか考えましょう。
例えば、WordのスペシャリストでSmartArtを挿入して設定変更する範囲があります。
これを実際に挿入して変更するやり方だけを覚えるのではなく、「実際に仕事で活用する機会はあるのかな?」と考えながら行うということです。
「会社の組織図で使う、階層構造は使いそうだな。他には使うのあるかな?」
というように考えて実際に調べると理解が深まります。
正直ここまでやっている人は少ないです。
少ないからこそ、意味があります。
この方法を行うことが、実務で活かせる近道です。
自分で最初から作成してみる
最初から自分で作成してみると、考える力が身に付きます。
- ワードは、報告書やポスターを作成
- エクセルは、家計簿の作成や請求書の作成
- パワーポイントは、自己紹介の作成
上記などが分かりやすいと思います。
最初から作成することで、違う難しさがあります。
それを反復練習するとより効果的に学習できます。
ポイント
MOSで学習したことを活かして作品を作る
MOS資格は役に立たないと言う人の理由
MOSの資格が役に立たないという意見があります。
まずは、役に立たないと言う人の理由を見ていきましょう。
- MOSを取得しても転職できなかった
- 面接時に評価されない
- 実務では通用しない
どの意見も、その人の経験談で述べられていることだと思います。
しかし、MOSの合格をゴールにしていたり、MOSに頼り切っていることが原因だと考えています。
1つ1つの意見に対して解説して、役に立たないという不安から開放されましょう。
MOSを取得をしても転職できなかった
転職できなかった理由をMOSのせいにするのは、止めましょう。
MOSに頼り切るのは、よくありません。
転職できなかった原因は、他にあるはずです。
他責ではなく、自責の念を持つことが大切です。
恐らくそれは、面接のできの悪さが原因ではないでしょうか。
私も採用面接で落ちたことが数回あります。
しかし、それにはしっかりとした原因があります。
それは、練習量不足です。
面接対策を疎かにして、「頭で考えていることを伝えれば大丈夫でしょ」と安易に考えていました。
その結果、質問の回答になっていなかったり、だらだらと長く話していたりでした。
自分の何が悪くて不採用になったのか、正しく分析を行いましょう。
ポイント
他責ではなく自責の念を持つ
必ず面接の練習は行うこと
面接時に評価されない
資格で面接の評価が上がることは少ないです。
なぜなら、資格はスキルを形にしたもの、ただそれだけだからです。
資格取得をして得られることは主に3つです。
- パソコンスキルが形になる
- パソコンスキルが向上する
- 取得する前よりも自信がつく
スキルが形になること以外は、自分の内面に影響があります。
資格取得でスキルアップしても、面接でアピールしない人がいます。
それはなぜかというと、まだパソコンスキルに自信がないからです。
「MOSの資格取得をしてアピールするの恥ずかしいな・・・」
という人が多いです。
スキルアップはとても素晴らしいことなので、自信を持つことが大切ですが、中々持てない人もいるでしょう。
その時の対策は、2つあります。
- 恥ずかしさを捨てる
- もっとスキルアップする
この2つに限ります。
社会人の勉強時間は、6分と言われています。
その中で資格取得をするのは、素晴らしいことです。
ポイント
資格取得に自信を持ちましょう
実務で通用しない
こちらに関しては、納得する部分が少しあります。
なぜなら、MOSはソフトの機能を中心に学習するからです。
しかし、先程伝えたように学習することで改善できます。
- 実務を想定して学習する
- 最初から自分で作ってみる
MOSの合格をゴールにしていると実務で通用しないです。
学習方法を工夫すればOKです。
ポイント
学習方法を工夫して実務で活かす
まとめ:MOS資格は役に立ちます
MOSの目的と学習方法によっての違いが分かりましたか。
この考えを知り、行動することが本当に大切です。
資格の合格を目的とすれば、役に立ちません。
自分で考え行動することで、MOS資格は役に立つのです。
いかがでしたでしょうか。
MOS資格は、役に立たないという人もいますが、それはただ合格しているだけです。
それだけでは、実務にも活かすことができません。
実務で活かせるように学習を進めてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。